それから、土地でもマンションでも同じことですが、物件の周辺環境の調査も大切です。

買ったときに住むであろう事を想定して、町並みを歩いて探索するのをお勧めします。

ここは坂が多いとか、近くにコンビニがあったとか、物件の周辺を歩いて見てまわるというのは物件を見ることと同じくらい大切で、また新しい発見が得られると思います。

歩くことをおすすめします。

確かに消費税ＵＰの前で焦っている方も多いと思いますが、後で後悔しないためにも土地や家を買うときも、以上の事を頭においてさがしてみてください。

また、土地から購入して家を新築する場合、子供さんの事ばかり考えすぎて、２階に広い部屋を作りすぎたり、結局子供は成人になれば出ていくことになりますので、老後に夫妻２人で住む時間が長くなることを考えて、できるだけ１階のスペースを有効に考えましょう。

年をとれば２階にあがるのがめんどくさくなりますので、こういう私も２階に上がるのは月に１～２回程度です。

家は子供中心に考えるのではなく、夫妻中心に考えたほうがいいですよ。

ここで、家を買う前に少し知っておきたい事をお話します。

●家は幸せになるための道具

マイホームを買う事が人生のゴールとして捉えている方もいるかもしれませんが、【家は幸せになるための「道具」ではあるが幸せそのものではない】ということです。

家を買ったら家族の時間が増えるのは事実ですが、それは家を買っただけでは訪れるものではないということです。

住宅ローンを抱えて３５年間という重荷を背負う方だっています。あくまで家を「道具」として家族でどう使うか。そこで家族がどう楽しめるか、満足できるかという点が重要になってきます。

身の丈を考えて、あまりぜいたくを言わず、できれば月に１～２回、家族との外食ができたり、年１回の遊行ができたりと、家を買って他は何もできないということにならないように資金計画したいものです。

最近、いろいろなお客様から依頼されて、各方面で住宅用土地をさがしていますが、なかなか良い物件（土地）が見つかりません。というより、良い物件だと思って不動産屋さんなどに問い合わせてみると、もう売れましたとか、商談中で申込がはいっていますとか、土地に限らず中古住宅も、良いなぁと思う物件は、すぐ買い手がついているよいうです。

これも消費税が上がるという駆け込み効果でしょうか？

とにかく物件の動きが早いです！

ですから、いま土地や住宅をさがしている方も、じっくり考えている間に他の人が買ってしまって、やむを得ず他の物件をさがさないといけない状況になっている方、多いのではないでしょうか。